保健省傘下のワクチン医学生物学研究所(IVAC)は、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、マウスやウサギなどの動物への試験(非臨床試験)が終了したと明らかにした。
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ヒトへの臨床試験は2021年1月下旬に開始する予定。臨床試験は当初2021年3月中に開始する予定だったが、非臨床試験が計画よりもスムーズに進んだため、前倒しで行うことになった。
臨床試験は中央衛生疫学研究所とハノイ医科大学との協力のもとで、3期にわたり実施する。第1期の臨床試験に参加するボランティアは近く募集を開始。応募条件として、◇18~59歳、◇健康が良好、◇持病を持たないなどが求められる。
これに先立ち、国内ではナノゲン社(Nanogen)が開発中の新型コロナウイルスワクチン「ナノコバックス(Nanocovax)」の第1期臨床試験が12月中旬から始まっている。
IVACとナノゲンのほかには、◇ワクチン生物製剤研究製造センター(保健省傘下POLYVAC)、◇第1ワクチン生薬製造会社(同VABIOTECH)の2つの組織が厳格な基準に従い新型コロナワクチンを開発中で、2021年末をめどに発売を目指している。