保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する10日午前の発表によると、4省・市で市中感染者66人が新たに確認された。海外からの入国者4人も陽性と判明した。
新規の市中感染者の内訳は、◇ホーチミン市:26人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:23人、◇東北部地方バクザン省:16人、◇北中部地方ハティン省:1人。
新規の市中感染者は、ホーチミン市の13人とバクニン省の2人、ハティン省の1人を除いていずれも感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。残りは保健省が詳細を確認中。
10日午前の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は9635人、死者数は55人となっている。
なお、第4波の市中感染が収束した一部の地域では、感染防止策として一時停止していた各種サービスの営業を徐々に再開している。
西北部地方ディエンビエン省は8日正午から省をまたぐ旅客輸送を再開した。西北部地方ソンラ省も8日正午から省をまたぐ旅客輸送を再開し、カフェなどの営業も再開した。
東北部地方クアンニン省では8日正午より観光地や宗教施設を再開し、カラオケやディスコ、マッサージ、バー、パブ、クラブ、ゲームセンターを除く各種サービスも営業を再開している。
南中部沿岸地方ダナン市では、9日午前0時より店内飲食や美容室・床屋などのサービスに加え、海水浴も再開した。
南部メコンデルタ地方カマウ省は、14日午前0時まで映画館やマッサージ、ビリヤード、インターネットカフェ、ゲームセンター、バー、ディスコ、カラオケ、大人数が集まるイベントを引き続き停止するが、それ以外の各種サービスについては10日午前0時より再開している。