米ファイザー(Pfizer)製の新型コロナウイルスワクチン10万回分が7日にハノイ市ノイバイ国際空港に到着する。ワクチンは中央衛生疫学研究所(ハノイ市)で保管される見通し。
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これはファイザーが年末までにベトナムに供給するワクチン3100万回分のうちの第1弾。残りは、300万回分が7~9月に、2800万回分が10~12月に、それぞれ受領する予定となっている。
保健省はこれに先立つ6月12日、ファイザー製ワクチンの緊急使用を許可した。
ベトナムは既に複数の供給源から計1億0500万回分のワクチン調達について交渉をまとめている。保健省はさらに4500万回分の調達に向けて引き続き交渉を進めており、計1億5000万回分のワクチンを使用することで、全国人口の70%が集団免疫を獲得することを目指す。
ベトナムはこれまでに複数の供給源から計550万回分のワクチンを受領。このうち、250万回分(英アストラゼネカ=AstraZeneca)は、新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組み「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」から調達したもので、200万回分(アストラゼネカ)は日本政府からの供与、50万回分(中国シノファーム=Sinopharm)は中国政府からの供与となっている。
ベトナムは5日午前の時点で既にワクチン389万回分を投与しており、このうち2回の接種を受けた人数は22万3000人となっている。