国産ワクチン「ナノコバックス」、インドに技術移転へ

2021/08/12 06:16 JST配信

 ベトナムのナノゲン社(Nanogen、ホーチミン市)とインドのベカリア・ヘルスケア社(Vekaria Healthcare)は8日、在インド・ベトナム大使館で、ナノゲン社が開発中の新型コロナウイルスワクチン「ナノコバックス(Nanocovax)」の技術移転に関する秘密保持契約を締結した。

(C) tuoitre
(C) tuoitre

 これは在インド・ベトナム大使館が9日に明らかにしたもの。第3期臨床試験の結果が承認され次第、ナノゲン社はナノコバックスの技術移転を行う。双方は秘密保持契約のもと、ナノコバックスの大量生産と流通に関する具体的な協力内容について交渉を進めていく。

 ナノコバックスは進行中の第3期臨床試験が8月中旬に終了し、ベトナム保健省に緊急使用許可を申請する見込み。ナノコバックスを接種した人々の追跡調査結果がこのほどナノゲン社によって初めて発表され、予防効果が90%に上ることが分かった。

 

 ベカリア・ヘルスケア社は、ナノコバックスが組換えタンパク質発現技術に基づき研究開発されており、これまでの研究報告から有望な新型コロナウイルスワクチンだと評価し、協力に踏み切った。

[Tuoi Tre 13:17 10/08/2021, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 地場ナノゲン社(Nanogen、ホーチミン市)はこのほど、インド科学技術省傘下のトランスレーショナル・ヘ...
 複数の省の当局が、地場ナノゲン社(Nanogen、ホーチミン市)が開発中の新型コロナウイルスワクチン「ナ...
 インドの製薬各社は、今後30日以内に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬「レムデシビル(Remdesi...
 南部メコンデルタ地方ドンタップ省人民委員会はこのほど、チャ魚(パンガシウスの一種)の加工輸出大手
 ファム・ミン・チン首相がこのほど主宰した新型コロナウイルスワクチンの国内生産の見通しに関するオン...

新着ニュース一覧

 2025年におけるホーチミン市の域内総生産(GRDP)成長率は+8.3%と推定され、ベトナム経済の牽引役として...
 ファム・ミン・チン首相は21日、国際金融センター(IFC)の設立を発表した。この設立は、世界の資本や技...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプ...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上...
 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
トップページに戻る