オーストラリアの経済平和研究所(IEP)が発表した「世界平和度指数(Global Peace Index=GPI)」2021年版によると、ベトナムは調査対象の163か国・地域中で50位だった。
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2007年から毎年発表されているGPIは、これまでの平和、経済的価値、トレンド、平和な社会の築き方に関する包括的かつデータ主導の分析を提供するもの。世界人口の99.7%を対象とし、信頼できる情報源から得た23の質的・量的インジケーターを用いて指数を編成している。これらのインジケーターは進行中の紛争、安全と治安、軍事化の主要3分野に分類される。平和な国ほど総合点が低くなる。
ベトナムの総合点は1.835ポイント(1位のアイスランドが1.1ポイント)。日本は1.373ポイントで12位だった。
アジア太平洋地域でベトナムは10位。同地域のランキングは、◇1位:ニュージーランド(1.253ポイント)、◇2位:シンガポール(1.347ポイント)、◇3位:日本(1.373ポイント)、◇4位:オーストラリア(1.47ポイント)、◇5位:マレーシア(1.515ポイント)、◇6位:台湾(1.662ポイント)、◇7位:インドネシア(1.783ポイント)、◇8位:モンゴル(1.783ポイント)、◇9位:ラオス(1.809ポイント)、◇10位:ベトナム(1.835ポイント)の順。
ワースト5は、◇163位:アフガニスタン(3.631ポイント)、◇162位:イエメン(3.407ポイント)、◇161位:シリア(3.371ポイント)、◇160位:南スーダン(3.363ポイント)、◇159位:イラク(3.257ポイント)。
2021年版のトップ10は以下の通り(カッコ内は総合点)。
1位:アイスランド(1.1)
2位:ニュージーランド(1.253)
3位:デンマーク(1.256)
4位:ポルトガル(1.267)
5位:スロベニア(1.315)
6位:オーストリア(1.317)
7位:スイス(1.323)
8位:アイルランド(1.326)
9位:チェコ(1.329)
10位:カナダ(1.33)