国会常務委員会は22日、北部紅河デルタ地方バクニン省トゥーソン町(thi xa Tu Son)を「トゥーソン市」に格上げする決議を採択した。
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「トゥーソン市」は、トゥーソン町の現在の面積(61.1 km)、人口(20万2874人)、行政区(12街区)をそのまま維持する形で設立。公的機関の庁舎についても現状の既存庁舎を使用する。
今回の市への格上げはトゥーソンの発展を促進するだけでなく、バクニン省全体の成長にも貢献するものと期待される。バクニン省は今後、トゥーソン市を含む2つの市、6つの郡から成る。
バクニン省は、紀元前のフン(雄)王時代から存在する全国で最も長い歴史を持つ地方の1つ。南西をハノイ市に接しており、政府のマスタープランでは首都圏に含まれている。
バクニン省の面積は823km2と、全国63省・市で最も小さいが、ダイナミックな政策のもと、サムスン(Samsung)やノキア(Nokia)、キヤノン(Canon)、ホンダ(Honda)をはじめとした世界有数の大企業を誘致しており、全国の鉱工業生産では上位につけている。