東南部バリアブンタウ省人民委員会のチャン・バン・トゥアン主席は20日、同省コンダオ島(郡)で初となる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染者が確認されたと明らかにした。なお、同島では島民の100%が2回のワクチン接種を完了している。
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コンダオ島で最初の市中感染者となったのは、コンダオ郡の第10住居区に住む33歳の女性で、既にワクチンの2回接種を受けている。当局の追跡調査によると、女性は11月10日、両親を訪ねるため、コンダオ島から東南部地方ドンナイ省に渡った。
その後、女性は同ビンズオン省トゥアンアン市のカラオケ店で働いたが、同店で新型コロナの感染者が確認されたため、12日にホーチミン市から空路でコンダオ島に戻ってきた。
13日になって、のどの痛みなどの症状が現れたため、地元の保健センターで迅速検査を受けたところ陽性判定が出た。18日に検体採取し、バリア・ブンタウ省の保健センターで検査した結果、陽性が確認されたため、同島初の市中感染者となった。