ベトナム国内で新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が確認されたことを受け、ホーチミン市人民委員会はこのほど、新たな入国者管理プロセスを発表した。1日から適用されている。
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市の決定によると、同市タンソンニャット国際空港からベトナムに入国する人々に対し、以下の5段階のステップに基づいた対策を実施する。
◇ステップ1:
入国者が新型コロナ対策アプリ「PC-Covid」または市の新型コロナ対策ウェブサイト<https://antoan-covid.tphcm.gov.vn>で、個人のQRコードを取得。
◇ステップ2:
入国者に対し、同空港で新型コロナ検査を実施。検査結果が陽性の場合は、そのまま病院に搬送。陰性の場合、滞在先に移動することが可能。
◇ステップ3:
滞在先への移動中、入国者は5K(◇マスク、◇消毒、◇間隔、◇大勢で集まらない、◇健康申告)を厳守しなければならない。同乗者は運転手のみとする。車両は移動中の停車・駐車を避け、止む無く停車・駐車する場合は新型コロナ対策を徹底する。
◇ステップ4:
健康観察を行い、毎日健康申告を実施。咳、発熱、息切れ、のどの痛みなどの症状が出た場合はすぐに保健当局に連絡する。
+ワクチン接種済み、または感染して回復済みの場合:3日間の滞在先での隔離を受ける。この間に外出してはならない。
+ワクチン未接種、またはワクチン接種が不十分の場合:7日間の滞在先での隔離を受ける。この間に外出してはならない。
◇ステップ5:
保健当局が入国から3日目・7日目に新型コロナ検査(PCR検査)を実施。結果が陰性の場合、14日目まで健康観察を適用。陽性の場合はゲノム解析を実施し、患者を第12仮設病院に搬送する。