韓国国土安全管理院は4月27日、政府開発援助(ODA)事業の「ベトナム・クアンナム省における老朽化橋梁のスマート維持管理技術力の強化事業」を本格的に進めると発表した。
一時は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により事業推進に支障が出たものの、最近に入り感染状況が落ち着いたことから、事業の本格推進を決めたものだ。
同事業は、南中部沿岸地方クアンナム省で老朽化した橋梁の維持管理に必要な検査・点検技術の移転、マニュアル開発、資材の提供の3要素からなる。2021年7月から2025年6月まで、約47億ウォン(約4億8300万円)を投じて行われている。5月には事業マニュアルの開発を行い、6月には資材の提供、また下半期には試験事業と技術移転を行う予定だ。
これに先立ち4月21日、同院はクアンナム省で、現地関連当局の公務員約20人を招いてのワークショップを開催。事業の推進方針について話し合い、必要となる技術を共有していた。