ホーチミン市のサイゴン川に架かる、1区と同市直轄のトゥードゥック市を結ぶ第2トゥーティエム橋で、排水口の蓋40枚余りが無くなっていることが確認された。盗難の疑いが強いと見られている。同橋は4月末、7年の工期を経て開通したばかり。
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4日と5日に作業員らが歩道脇にある排水口を確認したところ、直径20cmの鋳鉄製の蓋計44枚が無くなっており、いくつかの排水口にはゴミやビニール袋が詰まっていた。作業員らは無事だった蓋を溶接して固定した。
第2トゥーティエム橋の施工業者によると、橋には約110個の排水口があり、蓋1枚を製造して設置するには約120万VND(約6740円)かかるという。無くなっていた蓋はいずれもバールでこじ開けられたような跡があり、盗まれた可能性が高いとしている。
ホーチミン市交通運輸局傘下の道路交通インフラ管理センターは、警察に調査を要請するとともに、盗難防止に努める方針を示している。
第2トゥーティエム橋は全長1465m(うち橋本体は885m)、6車線の斜長橋。主塔の高さは113mでトゥーティエム側に傾いている。投資総額は3兆0820億VND(約173億円)で、BT(建設・譲渡)方式で実施された。