教育訓練省が地方自治体の報告をまとめた調査結果によると、2021年5月から現在までに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により保育園・幼稚園2万8500校以上が休園した。
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このうち2万校以上が3~6か月間にわたり運営を一時停止した。収入がない状況が続いたため、多くの施設は経営破綻により廃園を余儀なくされた。
公立の保育園・幼稚園以外の施設に勤める保育士・幼稚園教諭など10万人以上は3か月以上収入がなく、そのほとんどは6か月以上収入がなかった。また、強制型の社会保険に加入していないため国からの支援の対象とならない職員は10万人以上となっている。
これを背景に多くの職員は離職を余儀なくされ、転職してほかの業種に従事している。
一方、園児らのほとんどは休園期間中に適切な教育を受けられず、特に5歳児の場合は小学校に進学する前の準備が十分行われていないのが現状だ。