ホーチミン市交通運輸局は13日、自動車による輸送事業を手掛ける22社に対し、輸送事業の営業許可証を取り下げることを決定した。
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営業許可証取り下げの理由として、◇原本と一致しないコピーを提供したこと、または営業許可証の申請時に虚偽の情報を提供したこと、◇営業許可証の取得日から6か月以内に輸送サービスを開始しなかったこと、◇6か月連続で輸送サービスを停止していること、などが挙げられる。
中でも、長距離バスによる旅客輸送大手のタインブオイ(Thanh Buoi)は、原本と一致しないコピーを提供したこと、営業許可証の申請時に虚偽の情報を提供したことで、営業許可証を取り下げられた。
同社ではほかにも、◇規定に従って交通安全の手順を順守しなかったこと、◇違法な乗客送迎を行ったこと、◇規定に従って車両履歴を完全かつ正確に報告しなかったことなど、複数の違反が発見された。
これに関連し、同社のレ・ズオン副社長(男・32歳)がこれに先立つ10日、車両を運転する要件を満たさない者を動員したとして、東南部地方ドンナイ省ディンクアン郡(huyen Dinh Quan)警察によって逮捕された。
同社のバスは9月30日、ディンクアン郡を通過する国道20号線で深刻な交通事故を起こした。同事故により、5人が死亡、3人が負傷した。
捜査の結果、ズオン容疑者は、当時3か月間の運転免許証取り下げ処分を受けていたホアン・バン・ティン容疑者(男・37歳)をバスの運転手に指定する決定書に署名したことが確認された。ティン容疑者も逮捕され、捜査を受けている。