- 23年のコンピュータウイルス被害額減少
- ランサムウェアの感染数は増加
- AI悪用で標的型攻撃が複雑化
ウイルスセキュリティ国内大手のBkavが18日に発表した2023年のネットセキュリティに関するレポートによると、同年にベトナム国内で生じたコンピュータウイルスによる被害額は17兆3000億VND(約1040億円)で、前年の21兆2000億VND(約1280億円)から大幅に減少した。
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ただし、ネットセキュリティには多くの問題点が依然として存在しており、ランサムウェア攻撃やネットバンキング犯罪の増加が続いていること、インターネットに接続されていないコンピューターでさえ標的型攻撃(APT攻撃=Advanced Persistent Threat)の対象になる可能性があることなどが指摘されている。
2023年には、国内のパソコン28万6000台余りが標的型攻撃(APT攻撃=Advanced Persistent Threat)を受け、被害台数は前年比+55%増加。また前年比+40%増の74万5000台がウイルス感染し、フェイスブックアカウントや銀行口座を乗っ取られた。
また、ランサムウェアに感染したサーバーは前年比+35%増の1万9000台以上に増加した。
人工知能(AI)の急速な発展に伴い、これを悪用されることで、サイバーセキュリティへのリスクも高まっており、APT攻撃はますます複雑化しているのが現状だ。