43年前の人民委主席銃殺事件、冤罪被害者の遺族に賠償金960万円

2024/03/11 14:36 JST配信
  • 43年前の冤罪で被害者遺族に賠償金
  • 被害者遺族が賠償金960万円を受け取る
  • 検察院は冤罪から38年後に公開謝罪

 南中部沿岸地方フーカイン省(1989年にフーイエン省カインホア省に分離)のニンザン村(現カインホア省ニンホア町ニンザン村=xa Ninh Giang, thi xa Ninh Hoa)で1981年に発生した村人民委員会主席銃殺事件を巡り発生した冤罪に対する賠償請求について、カインホア省人民検察院は事件から43年経って賠償金を支払った。

(C)PLO
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 同事件で「人殺し」との汚名を着せられたのは、フイン・チエム・ファイさん(男性、1931年生・2015年没)とチャン・ベーさん(男性・67歳)の2人。

 1981年10月に発生した村人民委員会主席銃殺事件では、ファイさんとべーさんの2人が同年12月に殺人容疑で警察に逮捕されたが、立証できなかったため、逮捕から3年後に釈放された。釈放時、ベーさんは片目を失明し、ファイさんは身体が麻痺した状態だった。フーカイン省人民検察院は1984年9月、同事件の捜査停止を決定した。

 釈放以来、2人は冤罪を主張し、謝罪を求めてきたが、関連機関は責任を取ることを長年渋ってきた。その後、カインホア省人民検察院が2019年8月に2人に公開謝罪。ベーさんはわずかな賠償額に同意し、これを受け取った。

 一方、検察側が提示した賠償金(4億7400万VND=約284万円)を不服としたファイさん遺族は地元人民裁判所に提訴し、経済的損失、精神的苦痛に対する補償として44億VND(約2630万円)の賠償金を支払うよう求めた。

 一審裁判では、裁判所が遺族の主張の一部を認め、カインホア省人民検察院に16億VND(約960万円)の賠償金を支払うよう命じたが、検察側と遺族がともに、この決定に抗議。

 続く控訴審では、同地方ダナン市上級人民裁判所が一審判決を支持し、遺族は7日、検察側から賠償金を受け取ったことを明らかにした。

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