- 収賄や入札規定違反で自治体トップが逮捕
- フックソンが自治体と結託し土地不正取得
- 副社長の最終学歴が小学校中退も話題に
不動産開発と建設業を手掛けるフックソングループ(Phuc Son Group、北部紅河デルタ地方ビンフック省)における違反事件で、◇ビンフック省共産党委員会のホアン・ティ・トゥイ・ラン書記(女・58歳)、◇同省人民委員会のレ・ズイ・タイン主席(男・55歳)、◇南中部沿岸地方クアンガイ省人民委員会のダン・バン・ミン主席(男・58歳)、◇カオ・コア元主席(男・70歳)の4人が収賄容疑で逮捕された。
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上記の省トップ4人に加え、両省傘下の複数機関および南部メコンデルタ地方ビンロン省マンティット郡(huyen Mang Thit)の複数幹部が、収賄容疑および入札規定に違反し甚大な被害をもたらした容疑、 職権乱用などの容疑で逮捕された。
同事件は、フックソングループが地方自治体の幹部らと結託して不動産開発用地を不正に取得し、売上や資産を過少申告して国に甚大な被害をもたらしたというもの。
これに先立つ2月下旬には、同社のグエン・バン・ハウ会長(男・43歳)や副社長を含む複数の容疑者が逮捕されており、会計に関する規定に違反し甚大な被害をもたらした容疑などで捜査を受けている。
同社は、全国で21件のプロジェクト(投資総額40兆VND=約2370億円)を展開している。このうち、南中部沿岸地方カインホア省の旧ニャチャン空港跡地で展開する都市区開発プロジェクトでは12兆VND(約710億円)の納税を怠っていた。
なお、2月下旬に逮捕された副社長は、小学4年生までしか学校に通っておらず、最終学歴が小学校中退ということが判明して大きな話題となった。