- アジア太平洋35都市の包括性を評価
- ホーチミンとハノイは「新興都市」
- 日本は4都市が「社会的推進都市」に
米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)が先般発表した、アジア太平洋地域の35都市のインクルーシブ性(包摂性)を評価した「インクルーシブ・シティ・バロメーター(Inclusive Cities Barometer)」レポートによると、ホーチミン市とハノイ市が「新興都市」グループに選出された。
(C)Bao Xay Dung |
ホーチミン市は人口密度が高く、全人口に対する若い世代が占める割合が多い。また市民が医療サービスや金融サービスに簡単にアクセスできると評価されている。一方のハノイ市は性別バランス、生活費の手頃さ、教育や環境の改善について高く評価された。
同レポートでは経済、社会、空間、環境の4つの側面に基づき、アジア太平洋地域の35都市のインクルーシブ性を評価。同レポートは、都市統合と都市の社会構造に対する不動産活動の影響に関する対話の促進を目的としている。
対象35都市は、◇成熟した都市中心部(Mature Urban Centres)、◇社会的推進都市(Social Drivers)、◇急成長都市(Rapid Risers)、◇新興都市(Emergers)の4つグループに分類された。
なお、日本からは、福岡、名古屋、大阪、東京が「社会的推進都市」グループに選ばれた。