- ホイアンのビーチ復活プロジェクトが始動
- 投資総額は73億円、61億円は仏ODA活用
- 5kmの海岸に防波堤を建設、養浜工事も
南中部沿岸地方クアンナム省人民委員会は3日、「ホイアン市海岸侵食防止と持続可能な保護プロジェクト」をスタートした。
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プロジェクトの投資総額は4200万EUR(約73億円)。このうち3500万EUR(約61億円)はフランス開発庁(AFD)による政府開発援助(ODA)、残りは無償支援とベトナム側の自己資本で賄う。
同プロジェクトは2026年まで展開。ホイアン市の約5kmの海岸に防波堤を建設するほか、養浜工事を行うなどして、ビーチの復活と保全を行う。
海岸侵食防止と持続可能な保護活動は、気候変動の影響軽減に貢献するだけでなく、地元住民の生活と安全の保障、観光促進、雇用創出、生活水準の向上にも寄与すると期待されている。
同市のクアダイビーチでは2021年7月から、全長1.5kmの区間で海岸浸食防止事業が行われていた。防波堤建設や養浜工事の成果により、長さ600m余り、幅200m余りのクアダイビーチが復活した。