- 6歳男児が5日間を森で単身サバイバル
- 行方不明地点から10km離れた場所で発見
- 野生の果物や葉っぱで飢えをしのぐ
西北部地方イエンバイ省バンイエン郡ラムザン村(xa Lam Giang, huyen Van Yen)にある自宅付近の森で遊んでいる最中に迷子となり、行方不明となっていた6歳の男児L君が、4日ぶりに地元住民によって無事保護された。
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発見場所は、行方不明となった地点から約10km離れた場所だった。
L君は17日の朝、森で友達と遊んでいた際、はぐれて迷子になってしまった。遭難や人身売買組織による誘拐が懸念されたため、警察・軍と村民が協力して同日午前から100人体制で懸命な捜索に当たったが、神隠しにでもあったかのように、L君の姿は一向に見つからなかった。
しかし、21日午前10時ごろ、同郡ランティップ村(xa Lang Thip)在住の中年男性が森仕事をしている際、ぐったりした様子のL君を発見して保護し、警察に通報した。
L君は行方不明になってから発見されるまでの5日間、たった一人で森の中を生き抜いた。6歳という幼さにも関わらず、植物に毒があるかどうかを見分けることができるL君は、野生の果物や葉っぱを食べたり、泉の水を飲んだりして飢えと渇きを凌いだという。
信じがたいサバイバルスキルを持つL君は、発見時にやや衰弱していたが、現在は健康状態も安定している。