- 研究所共産党委員会の党員14人に除名処分
- 研究所の幹部・職員36人含む40人を起訴
- 麻薬所持・使用や賄賂などの容疑で捜査
ハノイ市共産党委員会監査委員会は、保健省傘下の中央精神法医研究所共産党委員会(2020~2025年任期)に対し、警告処分を下した。
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同研究所共産党委員会の指導力の欠如や監督・管理の怠慢により、所属する一部党員が政治思想・道徳・生活態度において堕落し、党規や法律に違反したと結論付けられた。
これに伴い、同市共産党委員会監査委員会は、同研究所共産党委員会に所属する党員14人に対し、党除名処分を下した。これには、同研究所共産党委員会書記 兼 所長のチャン・バン・チュオン氏、同研究所共産党委員会副書記 兼 副所長のラム・バン・タイン氏をはじめ、複数の医師や看護師が含まれる。
これに関連し、ハノイ市警察はこれに先立つ6月、同研究所で違反事件が発覚し、40人の容疑者が逮捕または在宅起訴されたと発表した。容疑者40人には、同研究所の幹部・職員36人が含まれる。容疑者らは、麻薬の所持・使用や、贈収賄、精神鑑定結果の偽装などの容疑で捜査を受けている。
これまでに少なくとも22人の「患者」が強制治療の決定を受けていながら院内から姿を消しており、このうち15人は刑事責任を逃れるために虚偽の精神鑑定を受けていたことが確認されている。