サイゴンジュエリー元社長に禁固25年、金地金の不正製造などで

2025/10/02 13:24 JST配信
2025/10/03 10:21 JST最終更新
  • SJC元社長と元社員の被告16人に有罪判決
  • 減耗率引き上げ、書類偽造、金原料混入も
  • 生じた損失は約6億円

 ホーチミン市人民委員会傘下のサイゴンジュエリー(Saigon Jewelry=SJC)における違反事件で、同市人民裁判所は9月30日、同社の元社長レ・トゥイ・ハン被告(女)を含む被告16人に有罪判決を下した。

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 同事件では、ハン被告が主犯格として特定された。ハン被告は2021年10月から2024年9月にかけて、ベトナム国家銀行(中央銀行)から委託された10tの金原料を加工する際の減耗率を架空の数字に引き上げることで、95テール(1テール=37.5g、約7200万円)を部下に横領させた。

 また、部下に書類の偽造も命じ、高値で購入して安値で販売したかのように装い、SJCに架空の損失を計上させた。さらに、外部から持ち込んだ金原料を混入させ、6255テール(約47億6000万円)分のSJCブランドの金地金を不正に製造するよう指示した。

 被告らによって生じた損失は1070億VND(約6億円)に上る。

 ハン被告は資産横領罪と公務執行上の職権乱用罪に問われ、禁固25年の判決を受けた。民事責任について、裁判所はハン被告に対し、SJCに140億VND(約7900万円)を、国家予算に730億VND(約4億1000万円)を支払うよう命じた。

 いずれもSJC元社員である他の被告15人は、執行猶予付き禁固2年~禁固22年6か月の判決だった。

 裁判所はさらに、被告らに対し、計1万7000テール(約129億円)の金地金を国に納付するよう命じた。これは、ハン被告らが混入目的で外部から持ち込んだ金原料で、同事件の証拠物件として扱い、国が没収する。

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