北中部地方ゲアン省イエンタイン郡リータイン村には、3人そろって100歳を超えた仲良し三姉妹が暮らしている。3人とも、高齢になった今も元気に自身の人生を楽しんでいる。
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(C) vietnamnet, ムウさん(107歳) |
(C) vietnamnet, トアイさん(109歳) |
(C) vietnamnet, ムイさん(101歳) |
この三姉妹は、レ・ティ・トアイさん(1909年生まれの109歳)、レ・ティ・ムウさん(1911年生まれの107歳)、レ・ティ・ムイさん(1917年生まれの101歳)の3人だ。
3人とも同じ村に住んでいるが、歩行に困難があるため3人そろって会えるのは年に数回しかない。しかし、再会したときは昔と変わらず仲が良く、楽しい時間を過ごす。
ムウさんの息子であるレ・アイン・ダオさん(69歳)によると、三姉妹はもともと男3人、女4人の7人きょうだいだったが、うち4人が既に亡くなっている。
ムウさんはめったに病気をせず、ムウさんが初めて深刻な病気にかかり入院しなければならなくなったのは、つい1か月前のことだった。暑い日が続いたため食欲がなくなり、衰弱して1週間入院したのだ。
ムウさんの夫は1950年に抗仏戦争で犠牲となり、ムウさんは女手一つで4人の子供を育て上げた。その後、長子は米国との戦争で犠牲となり、末子もまた戦争で重傷を負った。
「母は子どもや孫たちに、時々ゲティン省(現在のゲアン省とハティン省)の人々の歌を歌って聴かせてくれます。母は、中でも両親が子供を育てることの素晴らしさについて歌っている部分を特に強調し、両親を敬わなければいけないのだと教えてくれます」とダオさんは語る。