中国の福建省で開催されている第5回アジア・シニア体操選手権で、ファン・ティ・ハー・タイン選手が女子跳馬に出場し、ベトナムの体操選手では史上初となるアジア大会の金メダルを獲得した。13日付ザンチーなどが報じた。
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タイン選手はプレッシャーがかかる決勝で14700点という高得点をたたき出し、北朝鮮のホン・ウンジョン選手、中国の李依婷選手など並み居る強豪を抑えて、見事金メダルを獲得した。タイン選手は、今大会で平均台などにも出場する予定で、メダル獲得が期待されている。
ベトナム体操界のエースとして期待されてきた彼女だが、ロンドン五輪やその後の大会では、足の負傷の影響などから、成績が振るわなかった。眠れるエースの復活劇は、応援に来ていた他のベトナム代表選手を大いに沸かせた。なお、ベトナム選手団の団長の下には、中国側から祝電がおくられたという。