日本フットサルリーグ(Fリーグ)2部のY.S.C.C.横浜はこのほど、ベトナムの名門タイソンナムFCに所属する同国代表2選手を期限付き移籍で獲得することで合意に至ったと発表した。契約期間は2019年11月4日から2020年1月12日まで。
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今回Y.S.C.C.横浜に加入が決まったのは、グエン・ミン・チーとチャン・タイ・フイの2選手で、いずれもフットサルベトナム代表の主力選手。先日、ホーチミン市で開催されたAFFフットサル選手権でも活躍して、来年のAFC選手権の出場権獲得に大きく貢献した。
日本とベトナムのフットサルは実はかなり深い縁で結ばれている。現在、ベトナム代表の監督を務めるのは元日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏。一方、現日本代表監督は元ベトナム代表監督のブルーノ・ガルシア氏で、両監督が率いる代表チームはこれまでに国際大会で幾度となく対戦して火花を散らしてきた。
また、タイソンナムFCは今年のAFCアジアフットサルクラブ選手権で3位に入賞しているが、この時には日本代表の清水和也が助っ人として加入して大会得点王に輝いた。さらに遡れば、元日本代表の稲葉洸太郎が2013年にAFCクラブ選手権の助っ人としてタイソンナムでプレーした。なお、稲葉は現在、Y.S.C.C.横浜に所属している。
グエン・ミン・チー(Nguyen Minh Tri)
【背番号】18
【ポジション】PIVO
【経歴】2011〜タイソンナムFC(ベトナム)
ベトナムフットサル代表
【本人コメント】
「日本行きの知らせを聞いたときは、日本のようにフットサルが発展した国に行けるということで、とても嬉しくて興奮しました。名誉なことだと思いますし、チームのために良いプレーをして、大会でゴールを決めたいです。」
チャン・タイ・フイ(Tran Thai Huy)
【背番号】19
【ポジション】ALA
【経歴】2014〜タイソンナムFC(ベトナム)
ベトナムフットサル代表
【本人コメント】
「日本に招かれたことを嬉しく、誇りに思います。出来るだけ早くチームに馴染んで、チームの昇格に貢献できればと思います。」
記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+