日本プロサッカー選手会(JPFA)が主催するJリーグ合同トライアウト2019が12月16日と17日の両日に千葉県フクダ電子アリーナで行われた。今年はベトナムの若手選手2人が参加。ベトナム人選手の参加は2013年のドー・フン・ズンとファム・ドゥック・フイ(いずれも現ベトナム代表)以来6年ぶり。
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ベトナムから参加したのは、PVFアカデミー所属のU-19ベトナム代表MFフイン・コン・デン(18歳)とオーストラリア出身のU-23ベトナム代表候補MFマーティン・ロー(22歳)の両選手。当初は2人ともJ3長野パルセイロで練習参加してから合同トライアウトに臨む予定だったが、コン・デンのビザ発給が間に合わず、長野での練習参加はマーティンのみ、コン・デンはトライアウトだけの参加となった。
Jリーグ合同トライアウトは、戦力外通告を受けた国内の自由契約選手を対象としたトライアウト。最近では、アジア戦略を推進するJリーグがアジア各国から選手を招待して参加させるケースもあり、今回はベトナムと香港からそれぞれ2人ずつの招待選手が参加した。
マーティンとコン・デンはトライアウト2日目に登場。トライアウトでは、ウォーミングアップを兼ねた7vs7のミニゲームを行った後、30分の紅白戦2試合を実施。当日午前はあいにくの悪天候で気温も冷え込み、ベトナムから来た両選手にとっては厳しいコンディション。両選手は懸命に動き回ってアピールしようとしたが、シュートチャンスを決めきれず、見せ場は多くなかった。
今回のトライアウトでは、思ったようなプレーが出来ずに悔しそうな表情を見せていた両選手だが、海外移籍の夢を一層強く持つきっかけになったようで、いずれは日本や他の国でプレーしてみたいと希望を語った。
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