中部トゥアティエン・フエ省で鉱泉リゾート・観光区「アブロンリゾート」を運営しているトゥアンアン観光サービス投資株式会社が経営難に陥り、同リゾートの売却先を探している。同社に資金を融資したトゥアティエン・フエ外商銀行が明らかにした。
トゥアティエン・フエ外商銀行は同社に350億ドン(約2億円)を融資したが、リゾートの経営がうまくいっておらず、資金の回収が難しい状況になっている。同行は最悪の場合、同リゾートを抵当物件として差し押さえする予定だ。
アブロンリゾートは500億ドン(2億8000万円)を投じて建設され、2004年にオープンした。面積7ヘクタールで、今年開催されたフエフェスティバルでは国際彫刻展覧会場になった。現在約20人の従業員が働いているが、今月1日には人員削減のため57人を解雇した。しかしそれでも従業員の給料3カ月分が未払いになっているという。