南中部クアンナム省投資促進・企業支援委員会のレ・チー・タイン委員長はこのほど、同省人民委員会が観光案件5件について投資認可取り消しの手続きに入っていることを明らかにした。これには、かねてより問題になっていた米国のタノ・キャピタルとグローバルC&Dの2社による複合観光区「ビエンロンビーチ」建設案件も含まれる。
このほかの4件は、米ペガサスファンドによる高級観光区建設案件、カナダ企業によるクエベト観光区建設案件と、ベトナムの2社による観光案件2件。この4件の総投資額は5000万ドル(約45億2000万円)で、ビエンロンビーチ案件の41億5000万ドル(約3754億円)と合わせると42億ドル(約3800億円)に達する。
これらの案件はいずれも3~4年前に認可されたが、資金調達のめどが立たずほとんど進捗していなかった。タイン委員長によると、認可取り消し後に改めて入札を行うことになるという。