メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島で15日、フーコック国際空港の開業式が行われ、グエン・タン・ズン首相、レ・カ・フィエウ元共産党総書記、レ・ホン・アイン政治局員、ディン・ラ・タン交通運輸相らが参列した。17日付バオモイが報じた。
(C)Bao Moi |
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ベトナム空港総公社のグエン・グエン・フン会長によると、フーコック国際空港はベトナムが南北統一してから初めて一から建設された国際空港で、ベトナム空港総公社独自の資金により建設された。
同空港は2008年11月に着工、投資総額3兆ドン(約12億1500万円)を費やした。3000メートルの滑走路、8つのボーディングブリッジ、国際民間航空機関(ICAO)基準による信号システムなどを備える。空港の旅客処理能力は年265万人、ピーク時は1時間に1350人。またICAO基準4E級を満たしたことでボーイングB777型機やB747-400型機の発着が可能となった。
ベトナム航空(VNA)及びメコン航空 (エアメコン)はすでに従来の空港施設から新しい国際空港に業務を移転している。ベトジェットエアは12日よりエアバスA320型機でホーチミン~フーコック線を就航、ベトナム航空(VNA)も14日からB777型機によるハノイ~フーコック線を就航している。
グエン・タン・ズン首相は「フーコック島が特別経済行政区、観光リゾート地、そして国際商業の中心地、ベトナム国内及び国際的なハブ空港となるよう、各局は引き続きフーコック島の開発に取り組んで欲しい」と熱く語った。