米国のニュース専門放送局CNNはこのほど、探検家ロバート・ジョー氏が選んだ「アジアの最恐心霊スポット10選」を発表した。ベトナムからは「トラの檻」と呼ばれる監獄で知られるコンダオ刑務所が選ばれた。Zingニュースが報じた。
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アジアの最恐心霊スポット10選は下記の通り。
◇達徳学校(香港)…夜な夜な自殺した女性幽霊が現れるという香港の廃校、血だらけの女性の幽霊が目撃されている。
◇ラワン・セウ(インドネシア)…ジャワ州スマラン市の中心部にある旧オランダ人知事邸宅。千の扉を持つ奇妙な建造物。千の扉に千の幽霊がいると言われている。同市では、第二次世界大戦直後に旧日本軍とインドネシア独立派の武力衝突「スマラン事件」が発生し、多くの死傷者が出た。ホラー映画「ラワン・セウ」の舞台となった。
◇チビチリガマ(沖縄)…読谷村にある洞窟。1945年の沖縄戦では、上陸した米軍から逃れるため139人がここに避難し、女性や子供を含む85人が集団自決した。
◇クラーク米国空軍基地跡地の病院(フィリピン)…1991年に、約20キロしか離れていないピナトゥボ火山が噴出し、多くの米軍兵士が犠牲になった。
◇緑島(台湾)…台湾南東部に浮かぶ島。中国国民党政権下で、数多くの政治犯たちが収監された刑務所があった。現在は、海がきれいなリゾート地として、夏場は若者などで賑わっている。
◇盈徳の幽霊屋敷(韓国)…慶尚北道盈徳郡にある廃屋。恋人に裏切られ自殺した女性の幽霊や第二次世界大戦中に戦死した兵士の幽霊などが出没するという。
◇ペナンヒル(マレーシア)…ペナン島のやや北部にある標高約830メートルの丘。第二次世界大戦中に多くの地元住民が殺害された。
◇ワット・プラシーサンペット(タイ)…アユタヤの王の遺骨を納めた3本の仏塔を含む仏教的施設。ビルマ軍の侵攻によって破壊され、金の仏像なども奪われたが、ここの金を盗んだ者は呪い殺されたと伝えられている。
◇コンダオ刑務所(ベトナム)…1862年に東南部バリア・ブンタウ省コンダオ島で建設されたインドシナ最大の刑務所の一つ。現在は全国に23ある国家特別遺跡の一つに数えられる。1975年のベトナム戦争終結までに多くの革命家が収容された。また、有名な女性英雄ボー・ティ・サウもこの島の刑務所に収容され、18歳の時に銃殺刑に処された。
◇沈黙の塔(インド)…ゾロアスター教における鳥葬を行う施設、いわば死体置場。拝火教とも呼ばれるゾロアスター教では、火のほかにも、水や土といった自然を人間の不浄な死体で汚すことを禁じており、鳥に死体を与えることを人生最後の功徳としている。