政府が発出した外国人観光客に対する電子ビザ発給の試行に関する政令第07号/2017/ND-CP(2017年2月1日発効)に基づき、1日から電子ビザ発給の試行が開始された。試行期間は2年間。
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電子ビザの発給対象は、フィリピンやミャンマー、日本、中国、米国、フランスなどを含むアジア、欧州、米州の40か国・地域からの外国人観光客。外国人が電子ビザで出入国できる港湾は、ハノイ市ノイバイ国際空港およびホーチミン市タンソンニャット国際空港などの28か所。
電子ビザは、申請書の提出から発給までインターネット上で行われ、発給手数料は25USD(約2800円)で支払いは銀行口座に振り込む形になる。審査期間は3日間。ビザの有効期間は30日間で、1回のみ入国できる。
今回の電子ビザ発給の試行により、外国人観光客に対する電子ビザ発給手続きの簡素化や、観光客の誘致、観光業の基幹産業への発展などが期待されている。
なお、ベトナムは、2020年における外国人訪問者数を1700万~2000万人、観光収入を350億USD(約3兆9600億円)に引き上げることを目標に掲げている。