「早期開国」のメリット活かせず、ベトナム観光業界

2022/12/21 05:42 JST配信

 ベトナム共産党機関紙「ニャンザン(人民)」などがこのほど開いた、2023年の経済と企業の回復をテーマにした会議で、観光諮問委員会(Tourism Advisory Board=TAB)のクリス・ファーウェル氏が、「ベトナムはコロナ禍後、早期に開国したが、そのメリットを活かせなかった」と指摘した。

イメージ写真
イメージ写真

 2022年、ベトナムは500万人の外国人観光客誘致と45億USD(約6120億円)の観光収入を目標に掲げていたが、実際には約350万人しか誘致できなかった。

 一方でタイ、インドネシア、シンガポールは、各国がそれぞれ設定した外国人観光客の誘致目標を達成しており、ベトナムはコロナ禍後のアジア観光回復指数で最後尾につけている。

 ベトナムより開国が遅かったタイは、2022年に1000万人超の外国人観光客を誘致し、外国人観光客により140億USD(約1兆9040億円)の収入がもたらされている。入国が簡単であることが要因と見られる。タイは65か国の国民に対して30~45日間のビザ免除措置を講じており、なかには90日間ビザ免除となっている例もある。

 これに対しベトナムは、ビザ申請にあたって保証会社をつけなければならない、あるいは公式な手数料が25USD(約3400円)でしかないにもかかわらず、ビザ申請代行会社を通すと時には費用が200~500USD(約2万7200~6万8000円)かかるなど、コロナ前のように各国のベトナム大使館で観光ビザを取得することが容易ではなくなったと、観光客からの批判が相次いでいる。

 TABは、ビザ免除対象国を拡大することや、ビザ免除期間を15日から30日あるいは45日などに拡大することが、ベトナムを旅行したいと考えている外国人にとっての大きな動機付けになると提案している。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ファム・ミン・チン首相は21日、国際観光の誘致を促進する会議を主宰した。文化スポーツ観光省はこの席...
 公安省傘下の出入国管理局(A08)によると、ベトナムが3月15日から観光市場を開放・正常化し、新型コロナ...
 政府がこのほど承認した2022~2026年のベトナム観光開発計画によると、2026年には外国人観光客数が新型...
 ブー・ドゥック・ダム副首相は15日、文化スポーツ観光省をはじめとする関連省庁との会合を開き、3月15...

新着ニュース一覧

 店主の一家が次々とこの世を去った後、フン・リンさん(女性)とゴック・リエンさん(女性)は、市場の路地...
 ベトナムの株式市場が21日付けで、インデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)による市場分類...
 ベトナムで18日、米アップルの「iPhone 18」シリーズが発売され、全国の主要販売店で初日に数万台が事...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 インドの旅行雑誌「トラベル・アンド・ツアー・ワールド(Travel And Tour World=TTW)」が先般発表した...
 英国タイムアウト誌(Time Out)は16日、毎年恒例の「世界で最もクールな街トップ40(The 40 Coolest Neig...
 建設省は、外国の組織および個人の住宅所有権に関する規定の見直しを進めている。住宅法改正案で、外国...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、ベトナムの石炭火力発電所で...
 日本全国で「イオンシネマ」を運営するイオンエンターテイメント株式会社(東京都港区)などが出資するイ...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 韓国の教育企業であるハンエデュテック(Han Edutech)内のOK-TEST職業韓国語能力試験委員会はこのほど、...
 地場タクシー大手のビナサンタクシー[VNS](Vinasun)はこのほど、不動産開
 政府は9月3日付で、外資系投資家および外資系経済組織の物品売買・関連活動を規定する政令第342号/2026...
 地場のフィットネスチェーン大手であるシティジム(Citigym)は、全社的な事業再編に伴い、10月1日付けで...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)系の電
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計(推計値)によると、2026年8月の訪日ベトナム人数は前年同月比▲7.5...
トップページに戻る