南中部高原地方ラムドン省ドンズオン郡トゥーチャー村(xa Tu Tra, huyen Don Duong)にある宗教観光施設「サムテン・ヒルズ・ダラット(Samten Hills Dalat)」内に建設されたマニ車がこのほど、ギネスワールドレコーズ(Guinness World Records)から「世界最大のマニ車」に認定された。
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マニ車とは、チベット仏教などで使用される仏具で、表面にマントラ(真言)が刻まれ、内部にはロール状の経文が内蔵されており、これを回転させると、回転させた数だけ内蔵された経・真言を唱えるのと同じ功徳があるとされている。
サムテン・ヒルズ・ダラットに設置されたマニ車は純銅製で、直径16.5m、高さ37.2m、重さ200tとなっており、外側が金箔で覆われている。
同観光施設は220haの広大な用地に立地。寺院やマニ車などの宗教施設の他、宿泊施設やレストランなどを併設し、ラムドン省の主要観光スポットの1つになると期待されている。
なお、投資主であるキムファット製造貿易社は施設開業を記念して、2月27日から3月12日にかけて、各種オープン記念イベントを開催している。