ホーチミン市は、1区レタントン通り86番地の人民委員会庁舎の修復工事を約1900億VND(約11億2000万円)かけて実施する。同市人民評議会が12日に、2023~2025年にかけて市予算で修復工事を実施する決議を採択した。
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ホーチミン市人民委員会庁舎は1898年に着工、1909年に完成した。フランス人建築家ギャルドが設計したフレンチコロニアル様式の建物で、仏領時代の名称は、フランス語で「オテル・ド・ヴィーユ(Hôtel de ville、『市庁舎』の意)」、ベトナム語では「ジンサータイ(Dinh Xa Tay、『フランスの市庁舎』の意)と呼ばれ、ベトナム共和国時代には「サイゴン市庁舎」、サイゴン陥落後の1975年からホーチミン市人民委員会庁舎となった。市を象徴する建設物である庁舎は100年以上に渡って使用され、破損と老朽化が目立っている。
市庁舎は、市民劇場(オペラハウス)、中央郵便局、人民裁判所とともに、ホーチミン市に残るフランス様式の建設物のひとつであり、2020年に国家級芸術建築遺跡に認定されている。今年の南部解放記念日(4月30日)には一般開放も行われ、50団体あまりの計約1500人が見学した。ホーチミン市観光局は、一般開放を定期的に実施していくことを提案している。