南中部沿岸地方ダナン市グーハインソン街区では、今年7月にアントゥオン・ナイト・マーケット(khu pho dem An Thuong)が開業した。ナイトライフの活性化と観光商品の多様化を目指して始まったナイトマーケットだが、騒音がひどく、周辺の宿泊客からクレームが殺到している。
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ナイトマーケットでは、ベトナムの民謡や歴代の人気歌謡曲が大音量で流されたり、毎夜ビンゴゲームが行われたりするなど、外国人観光客そっちのけのどんちゃん騒ぎが繰り広げられている。
ナイトマーケットに店を構える飲み屋など多くの店舗は、少しでも客の関心をひくため、大音響のスピーカーを置いて夜遅くまで音楽を流しており、様々な音が混ざり合って、ナイトマーケットはまさにカオスと化している。
ボーグエンザップ(Vo Nguyen Giap)通りにあるホテル「TMS ホテル・ダナン・ビーチ(TMS Hotel Danang Beach)」の責任者は、「ナイトマーケットがオープンして以来、多くの宿泊客がホテル予約プラットフォームに否定的なレビューを残している」と嘆いた。
ホテルなど周辺の企業各社は管轄機関に対し、ナイトマーケットの営業を見直して騒音に対する取り締まりを強化するよう要請。市観光局はグーハインソン区人民委員会に対し、騒音を起こすパフォーマンスなどを一時停止させるよう提案している。