- 制限速度が時速30kmの道路存在せず
- ダラットの観光電気自動車運行が停止
- 実際の状況に合わせて運行規程調整へ

南中部高原地方ラムドン省人民委員会は12日、同省ダラット市で試験導入していた観光用電気自動車の運行停止決定に関する文書を発出した。同文書は2月15日付けで発効した。
![]() (C)tuoitre |
観光用電気自動車は、ダラット市内の制限速度が時速30km未満の道路での運行が許可されていた。しかし実際には、市内に制限速度を時速30km未満とする道路が存在しないことから、運行停止を余儀なくされた。
市人民委は同省交通運輸局に対し、観光用電気自動車の運行停止について運行会社に伝えるよう指示し、今後の決定については追って通知するとした。交通運輸局は関連機関と協力し、実際の状況に合わせる形で観光用電気自動車の運行規定を調整し、市人民委に提案していく。
同省交通運輸局によると、同市における観光用電気自動車のパイロットプログラムに投資している企業は、ダラット・シティツアー社とティンアン観光開発投資会社の2社。両社は事業停止となった場合の経済的損失に加え、多くの失業者が生まれることを懸念。このうち、ダラット・シティツアー社の代表者は、観光用電気自動車の運行制限速度を時速50kmまで引き上げることを提案した。