・雨季(4月~11月)と乾季(12月~3月)を有する。 ・年間平均湿度:― ・年間平均降水量:2513 mm ・年間平均気温:22~23度C
地理 |
・ホーチミン市から東北に250キロに位置する。 ・中部高原に位置し、北はカンボジア(モンドルキリ州)、東はダクラク省、南はラムドン省、西はビンフオック省に接しているほか、カンボジアと全長120キロの国境を接している。 |
歴史 |
・同省を含む南中部高原地方は、かつてチャンパ王国とクメール王国が治めた地域で、年代により両王国およびラオスの支配下にあった。1830年よりグエン(阮)朝により支配・併合されたが、フランスの殖民支配が始まる1898年まで自治区体制が続いた。 |
経済 |
・農地が面積の半分弱を占めており、主にコーヒーや天然ゴムなどを栽培している。 ・ボーキサイトの産出地として知られる。 ・広大な河川を有し、農業や水力発電所の開発に適した自然環境がある。 |
観光 |
<見所・イベント>
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チンヌー滝(Thác Trinh Nữ)、ザーロン滝( Thác Gia Long)、ドレイサップ滝(Thác Dray Sáp)、ダクブクソ滝(Thác Đắk Buk So)、エアスノ湖(Hồ Ea Snô)など、手付かずの壮大な自然の風景を満喫できるエコツアーが催行されている。そこでは森や滝などを観光し、少数民族の文化を体験できる。象に乗っての森ツアーや、キャンプファイヤーしながらカン酒(Rượu cần=少数民族の酒)を飲み、少数民族の舞踊を鑑賞するツアーが人気だが、人口が少なく、インフラ整備が遅れていることから他の南中部高原地方の省と比べて観光開発は遅れている。 |
<特産品>
カン酒(Rượu cần):
漢方薬、ショウガなどを酵母としてトウモロコシ、キャッサバ、もち米などの穀物を醗酵させた白い酒。壷のような入れ物の中には「カン」と呼ばれる葦のストローをさして飲む。 |
コム・ラム(Cơm lam):
竹筒に米(通常もち米)とココナッツ、ココナッツミルク、ゴマなどいくつかの他の材料を詰めて焼いた料理。
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ナイ・ヌオン・オン・チェー(Nai nướng ống tre):
鹿肉をにんにく、醤油などで和えて、竹筒に詰めて炭火で焼いたもの。濃い目の麹味噌につけて食べる。 |
カー・ラン・ヌオン・タン(Cá Lăng nướng than):
魚の身をカットし、ショウガ、サフラン、マムトム(Mắm tôm=海老醤)、ヌックマム(魚醤)で味付けして、炭火で焼いたもの。ねぎ、ローストピーナッツと食べる。
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ラウ・ラー(Lẩu lá):
10種類もの山菜の鍋物で、蒸したイノシシの肉やエビなどと食べる。
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ゴイ・ラー(Gỏi lá):
40種類もの山菜と、肉、エビ、味付けした豚の皮などを巻いて、麦汁とオイル、卵で作ったタレにつけて食べる。 |
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ダクノン省関連ニュース |
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最終更新日:2022年2月18日
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