ティエンカムビーチ(Bãi biển Thiên Cầm):
ハティン市から南に26キロのムスエン(Cẩm Xuyên)郡にある。空気が澄み、手付かずで美しい自然を有するビーチ。雄大なティンカム山に沿って、弓のような形をしている。風や波、緑のせせらぎが響くことから、ティンカム(天琴)と名付けられた。
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ブークアン国立公園(Vườn quốc gia Vũ Quang):
ハティン市から75キロに位置し、面積は5万6000ヘクタール。植物307種、哺乳類60種、鳥類187種、爬虫類38種、両生類26種、魚類56種が生息しており、ベトナム大鹿とサオラという絶滅危惧種動物2種も生息している。
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フオン寺(Chùa Hương Tích):
カンロック(Can Lộc)郡ホンリン(Hồng Lĩnh)山の頂上に位置し、13世紀に建設された。19世紀末に火災で全焼したが、20世紀初めに復元された。更に2003年に修復され現在に至る。紅河デルタ地方ハタイ省にある同名の「フオン寺」ほど有名ではないが、ハタイ省の「フオン寺」のほうがハティン省の「フオン寺」をモデルにして後から建立されたものだと伝えられている。
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ケーゴー湖(Hồ Kẻ Gỗ):
灌漑を行うための人工湖であり、カムスエン(Cẩm Xuyên)郡にある同省最大の湖。全長30キロ近く、水面面積は36.2ヘクタール。植民地時代にフランス人設計者により設計され、第2次世界大戦中に工事の一部が行われたが、第1次インドシナ戦争やベトナム戦争により建設が中止された。南北統一後はプロジェクトが再始動し、1983年に完成した。
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ケーゴー天然保護区(Khu bảo tồn thiên nhiên Kẻ Gỗ):
ケーゴー湖を含む天然保護区。面積は3万5159ヘクタールで、カムスエン(Cẩm Xuyên)郡、タックハー(Thạch Hà)郡、フオンケー(Hương Khê)郡の3郡に跨る。無差別密猟や森林伐採などにより、保護地域の生物多様性が脅かされており、貴重な大型哺乳類動物が危機に晒されている。
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