【中秋節に食べたいベトナムの味】チョコレート風味やゼリー!?月餅コレクション【VIETJO LIFEコラム:【日本人が知らない】ディープなベトナム案内】

2020/09/28 12:00 JST配信

(本記事は、2020年9月21日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

みなさん、シンチャオ!ホーチミン在住のベトナム人 ICONIC のHanです。コラム 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」 では、ベトナムでの旅行やグルメ・文化・ショッピング・その他おもしろ情報を発信していきます。

いよいよベトナムにも秋が来て 中秋節 を迎えます。中国由来の伝統行事ですが、ベトナムでは8つの民族で古くから伝わるテト Tết Trung thu(テット・チュン・トゥー) と呼ばれています。日本の十五夜に近しい風習です。伝統的な 月餅(ムーンケーキ) と美味しいお茶を囲み、家族の団らんを楽しむという暖かな時間を過ごします。

この時期、月餅は親しい人同士のプレゼントとしても好まれます。月餅メーカーでは伝統的な月餅や趣向を凝らした新しいものまで様々な種類を製造し、消費者は自分の好みに合ったものを選ぶことができます。月餅は中秋節となる旧暦8月15日の数週間前から市場に出荷されます。皆さんの周りでもスーパーやコンビニなどで、月餅が陳列されているを目にすることが増えてきたのではないでしょうか。さて今回は、ベトナムで近年話題になっているタイプの月餅を紹介します。

二層の餡が特徴のオレオ月餅

一般的な月餅の餡には、緑豆・ココナッツ・塩漬け卵・ハスの実といった一種類の餡を使用しますが、最近はバニラやチョコレート風味の餡に、果物ジャムを挟んだ面白い月餅が登場しています。この二層月餅を流行らせたのがオレオ(OREO)で、以下4種類の味を販売しました。

●オレオ ミルクチョコレート月餅

●オレオ カプチーノ月餅

●オレオ ブラウニーチョコレート月餅

●オレオ 苺ジャム月餅

引用: BÁNH NGON CAO CẤP

老舗ケーキ店「ジブラル」の逸品!

1950年代創業のホーチミンで有名なケーキ店 GIVRAL(ジブラル)は、長い歴史の中でたくさんの人々を魅了してきました。そして、お客さんのニーズと職人の創意工夫が合わさり誕生したのが、 Bánh Trăng Ngũ Sắc(5色のムーンケーキ) です。現在は7種類の味を展開しています。ジブラルは新しい月餅を生み出しつつ、伝統的な月餅も作り続けており、自慢の「月餅コレクション」では新旧様々な味を楽しめます。

●ラズベリー月餅 :一番人気がラズベリー味の月餅です。マゼンダ色の皮の中には、甘酸っぱいラズベリーの餡が包まれています。

●ブルーベリー月餅 :少し酸っぱい風味で、鮮やかな紫色の皮が目を引くブルーベリー月餅です。栄養豊富なブルーベリーを使っているのも嬉しいポイントです。

●クランベリー月餅 :同じくベリー系で新鮮な風味を味わえるクランベリー月餅もあります。濃いピンク色の皮の中には、どんな味の餡が入っているのか気になりますね。

●チーズ月餅 :ベトナムでは大人も子供も大好きなチーズ味。月餅と合わさるとなお美味しそうです。黄色の見た目も特徴のひとつです。

●チョコレート月餅 :チョコレート好きにはたまらない月餅です。伝統的な形なのにチョコレート味…。ユニークな組み合わせです。

●コーヒー月餅 :ベトナム人にとって欠かせないコーヒーの味・香りを、独自の製法で月餅に閉じ込めました。食べるとまるでコーヒーを飲んでいるような風味を感じます。

●抹茶月餅 :近年トレンドになっている抹茶味。ベトナムでは、抹茶ドリンクや抹茶味のお菓子などを好む人が増えています。もちろん抹茶味の月餅も欠かせません。抹茶味の餡が柔らかい皮や塩漬けの卵と合わさり、格別な味わいです。

引用: Dubitchat

日本式?もち月餅

抹茶に加えて、日本の伝統的な食べ物「餅」も月餅のバリエーションを豊かにしてくれます。日本では餅を縁起物として食し、幸せをもたらすとされていますが、ベトナムでも もち月餅 が製造されています。大豆・緑豆・桜・栗などの古風な味から、チーズ・ドリアン・りんご・パイナップルのクリームといった風変わりな餡まで。私は日本の餅がとても好きなので、ぜひ試してみたいです。

引用: Kinh Doanh

本文の続きはこちら → VIETJO LIFE「第13回【中秋節に食べたいベトナムの味】チョコレート風味やゼリー!?月餅コレクション

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