【人生で一度は訪れたい】ベトナムの秘境・サパの旅【VIETJO LIFEコラム:【日本人が知らない】ディープなベトナム案内】

2020/10/20 12:00 JST配信

(本記事は、2020年10月13日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

みなさん、こんにちは!ホーチミン在住のベトナム人 ICONIC のHanです。コラム 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」 では、ベトナムでの旅行やグルメ・文化・ショッピング・その他おもしろ情報を発信していきます。

昨年、私は友達と西北部の雄大な山岳地帯へと旅に出ました。私達が向かったのは、 ラオカイ省 にある サパ(Sapa) です。私にとって、これまでで一番の遠征旅行となり、本当にたくさんの思い出や面白い体験ができました。今回のコラムでは、皆さんにこの素晴らしいサパの旅をお話しましょう。

ベトナムの秘境、サパってどんな場所?

引用: LUXSTAY

まずはサパの概要を紹介します。ベトナムの西北部地方に位置し、中国・ラオスの国境付近にあるサパは、丘陵や山脈が続く山岳地帯となっています。ベトナム最高峰の ファンシーパン山 (標高3143m)もサパにあります。平均気温は16~30℃で、6月~9月にかけて降水量が多くなり、12月~2月は冬に入ります。 年末に雪が降ることもある ため、熱帯の国ベトナムでは非常に珍しい地域です。

西北部はサパがあるラオカイ省に加え、 ホアビン省ソンラ省ライチャウ省 などで構成されます。これらの省都には タイ族、ムオン族、ヤオ族、モン族などの少数民族が暮らしており、彼ら独自の文化を見学することができます 。ベトナム東北部地方の タイグエン省 の少数民族によるコング文化(Cồng–Chiêng)との違いを発見できますよ。

また、サパでは大自然や伝統文化に限らず、都市開発によるモダンな街並みが広がっています。今後は観光地としての発展が期待されますが、私は今現在の安らかで落ち着いた雰囲気や、ありのままの美しさを守ってほしいと思います。

サパへ出発!ホーチミン・ハノイからサパへの行き方

ホーチミン市からサパへは約2000kmの長い道のりです。飛行機・列車・バスのいずれかで向かいましょう。列車やバスなら約2日、飛行機ならハノイまでのフライトが2時間、その後列車やバス・タクシーで5~6時間かかります。ただし、ハノイから列車で行くとラオカイ駅でいったん降車し、タクシーに乗り換えてさらに30kmを進むことになります。そのため、 ハノイの空港からバスで向かうのが一番良い と思います。 Green busInter Bus LineSapa Express などのバス会社がおすすめです。

ちなみに、サパの小さな宿やホームステイ先では、滞在客向けにコンボ・パッケージを提供しています。これはピックアップバスと宿泊代がセットになったプランで、私達は Art House Sapa の2泊3日のパッケージを選びました。夜10時にハノイ空港に到着すると、バスが待っていてくれて便利でした。

サパに到着!Art House Sapaとおすすめのホテル

私達がサパに足を踏み入れたのは、翌日の朝4時でした。バスを降りた瞬間、新鮮で涼しい空気を感じ、清々しい気持ちになれました。無事にホームステイ先の宿に到着し、スタッフの方の特別な計らいで、屋上から素晴らしい景色を臨むことができました。黄金色の田畑や小さな家と共に、広大な山脈が目の前に広がっています。

筆者撮影:Art House Sapaの屋上から見た景色

その後ひと休みをして荷物を整理し、朝食に豚肉のブンをいただいた後、霧に包まれたサパの町を見学しに出かけました。なお、今回宿泊したArt House Sapaは、サパの中心地から2kmくらい離れた場所にあります。私達のプランにはピックアップバスと宿泊に加え、ブン/フォー/ラーメン等の朝食が2回、ミルクティーが1杯、カットカット(Cat Cat)村での撮影用に民族衣装の貸し出しが含まれていました。私達のように節約したい旅行者にはぴったりのパッケージです。

もう少しリラックスしたい方には、サパの大自然を眺望できる温水プール付きのリゾートホテルや5つ星ホテルがあります。 Pao’s SAPA Leisure HotelAmazing Hotel SapaEco Plams House などは口コミが良くおすすめです。

本文の続きはこちら → VIETJO LIFE「第14回【人生で一度は訪れたい】ベトナムの秘境・サパの旅

コラム「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」の一覧はこちら → 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内

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