おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様。
些細な事を気にしがち…良く言えば感受性豊かなメイド、ともです。
最近ベトナムさんにお見舞いされたツンデレ技は、こちら!
王道!Never Ending 修理 :エンジニアに修理して貰うが何かスッキリしない。で、短期間でまた壊れ→修理→スッキリしない→…以下ループ。エンジニアとは顔馴染みになれる。
(例)家電製品の調子が悪くなり、2ヶ月で3回も修理を呼びました。確認作業後にまた修理依頼をするため、エンジニアさんとはもう合計6回も会ってることに。大の仲良しか。
修理をお願いすることは、日本に住んでいてもなかなか厄介なこと。
だから、短期的にであろうと直してくれて感謝してます。文句は言いません。
ただ、バインミー(ベトナム風サンドイッチ)を食べ散らかしながら家に入ってくるのだけは止めて欲しいです。
刺激的日常。それがベトナムの良い所!(たぶん)
今回のテーマは、 「ベトナムらしいありふれた毎日の風景」 です。
中でも最も代表的なのは「バイクの数」でしょう。
大量のバイクに、車・バス・大型トラック・オート三輪・ベトナムマダムの引く屋台etc…。
これら全てが渾然一体となった信号待ちの様子は、いつだって壮観ですよね!
が、この環境に慣れていくにつれ、ふと気がつくと「この国ならではの謎景色」に無関心になってしまっているのも、ちょっとさみしいけど事実です。
というわけで、初心忘れるべからず的な気持ちも込めて、そんな定番風景をいくつかピックアップしてみました。
ベトナム未体験の方やビギナーの方は、びっくりしすぎない為の予備知識としてどうぞご活用くださいませ!
名物・カオス電線。
支離滅裂なケーブルは、バイクと並ぶベトナムストリートの象徴。
乱雑に寄せ集められたその混沌の中には、神秘的なパワーさえ感じるような…?
整備が進んでいるのは確かなので、綺麗になるのは時間の問題。
見る度に「早く改善した方が良いのに」と思っているけど、全部無くなったら寂しくなちゃいそう。人ってわがままだわ☆
超ナチュラル志向。タクシーの芳香剤。
タクシーに積まれた草(パンダンリーフ)やパイナップルは、芳香剤。
ナチュラルで優しい香りがするし、コストもリーズナブルだろうし、実用的かつおおらかな光景に和みます。
そうと知る前は、「枯れ草捨て忘れてるなー」と思ったし、「いい感じに熟させて美味しく食べようとしてるな」と思ってました。ごめんね。
フレッシュパインを食べずに香りだけ使うなんて、考えたこともないもの。
さすが南国ですな。
おまわりさん用の常設の傘。
交差点付近の歩道に設置された傘は、警察用だとか。
お巡りさんがその下に居るのは時々見かける程度だし、余り使われてないと言うか、利用頻度はさほど高くないような気もしますが…。
日差しが強く、突然のスコールが有るこの気候には、必要なものかもですね。
ちなみに、少し前まで交差点付近では、警察が「交通整理に使う為の踏み台」も度々見たけれど、そちらは使われなくなっていってるみたいです。
氷屋さん。ほとばしる水滴とともに街を駆け抜ける。
飲食店等で使うほぼ全ての氷は、氷専門店が作って配達。
バイクに積んだ袋から水がしたたり落ちているので、すぐそれとわかります。
日本では、氷屋さんは減少傾向にあるそうだし、飲食店には製氷機があるのが一般的。
なので、氷屋さんがこんなにも身近な環境は新鮮です。
氷を入れてる袋の色は、いつ・どこで見てもだいたい緑なんですよね。不思議。
ゴミ箱。その向きは…
歩道に設置されているゴミ箱の投入口は、だいたい車道に向かって開いています。
車両優先ゴミ箱、とでも言いましょうか。
確かに、歩道を歩く人よりバイクに乗って車道を使う人の方が圧倒的に多い場所故に、理にかなってる形。
なんですが、この向き…なーんか腑に落ちないって思っちゃうんですよね。
近頃は、投入口が道に対して平行に付いているなど、歩行者にも優しいデザインのものが増えきた気がします。
縁の下の力持ち。掃除屋さんの存在。
オレンジ色の作業服を身にまとった清掃担当の方々。
街なかをホウキで掃き廻るこの方達は、ベトナムの街の美化に欠かせない存在です。
とは言え。
せっかく四六時中お掃除をしてくれているのに、ゴミは相変わらず所構わず落ちているし、ゴミ箱が溢れていたり、ゴミ箱の脇や上にゴミが放置されてたり。
見ててイラッとする場面に遭遇する事もだいぶ多め。
ゴミに関するルール整備や意識向上はきっとこれから。
(日本でも未だ完璧ではないし。)
今暫くは、この方達の力が必要そうです。
牛乳は常温。雑誌風の平積み陳列もされます。
日本では一般的に[牛乳=冷蔵庫で販売]なので、牛乳が常温の棚にあったらちょっと違和感あったりしませんか?
実際、スーパーで日本人観光客の方が「牛乳が常温ってやばくない?」と話していたのを聞いたこともあります。
ベトナムのお店に並ぶ液体ミルクの主流は、ロングライフミルク。
だから、未開封時は常温保存OKなんですよね。
(※世界的に見ると、ほとんどの牛乳が要冷蔵という日本の方が珍しいようです。)
「平たい形状」のパックだって、日本では見たこと無いのでこれも何だか不思議。
ベトナムの人はパックの角をちぎってそこに口をつけ、ストロー無しで飲みます。エコ!
この薄さ、自立はできないけど冷蔵庫のちょっとした隙間にも入るし、少量だけ必要でもすぐ使い切れて無駄にならないし、意外に便利ですよ。
まさに甘い罠。加糖・無糖のチェックは抜かり無く。
日本では食べ物・飲み物はだいたい無糖が主流。
同じ感覚で何気なく買ったら、お砂糖たっぷりの極甘バージョンだった…。
そんな地味にイヤなトラップにかかったこと、1度くらいはありませんか?
甘くないものが欲しかった時の、そのショックたるや(察し)。
私達が特に気をつけるべきは、お茶・牛乳・ヨーグルト。
砂糖にまつわる表記:「có đ??ng/コー ドゥオン(加糖)」「ít đ??ng/イッ ドゥオン(微糖)」「không đ??ng/ホン ドゥオン(無糖)」の確認を怠らないのが吉です。
ちょっとしたベトナム語の勉強になるし!
日本人には「微糖」でも、結構甘く感じるんですよね。
「パッケージデザインにあまり差が無くて見分け辛いトラップ」もあるあるですから、お気をつけください!
未解決ミステリーも。路上で遭遇する…
個人的に未解明なのが、道に落ちている「空になった食器」。
ちょいちょい出会いませんか?これ。
予想するに、どこかから出前された食事の食器だとは思うんですが、回収される瞬間は今まで一度も見たことがありません。
無造作にぽつんと置かれているし、誰かが見守ってる様子もないし。
余計なお世話とわかりつつ、盗まれたりしないのかなと見かける度に心配しちゃうんですよね…。
だって、ダイナミック・ベトナムだもの。
何気ない毎日は、あっという間に忘れがちな思い出に。
例えベトナムで遭遇したちょっとスパイシーな出来事だったとしても、思い出すきっかけさえ無くなっていくかも知れません。
なんと言ってもベトナムは「世界のダイナミックな都市ランキング」において、2都市も!しかも2年連続で!トップ10入りしている国なのはご存知の通り。
「今までの普通」に替わり、「新しいベーシック」が生まれてくるスピード感は、みなさまも肌で感じていらっしゃることでしょう。
※ 総合不動産サービスのJLL(ジョーンズ ラング ラサール株式会社) による。2018年版では、ホーチミン第3位(2017年2位)、ハノイ第6位(2017年8位)。
今回挙げた「お馴染み」だと思っている物たちも、すぐに過去の事になるのかも。
…じゃあ、ちょっと慣れたくらいじゃ無駄なのか…?そんなことないっ☆
ダイナミックなこの時流に負けず劣らず、意地でも楽しんじゃえば良いんですよね!どんと来い!
みなさまのベトナムライフが、ますます萌え萌えHappyになりますように!