英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)は、北部紅河デルタ地方フンイエン省に拠点を置く化学大手スタビアン・ケミカルズ(Stavian Chemicals)に対する1億USD(約157億円)の融資を取りまとめた。

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　同融資は、スタビアンにとって初の外貨建てによるシンジケートローン(協調融資)であり、同社の事業拡大に向けた大きな前進となる。

　融資調達に際して、スタンチャート銀は資金調達の仕組みや市場戦略についてアドバイスを行い、スタビアンの融資目標達成を支援。スタビアンは、グリーンシューオプション(追加取得権利)を活用して融資調達に成功した。

　スタビアンは、ベトナムに本社を構える世界的な化学品ディストリビューターで、世界100か国・地域余りにサービスを提供している。今回の融資により、為替リスクヘッジや資本多様化に繋がるほか、より多様な資金源にアクセスできるようになることで、グローバル事業展開を支える財務基盤の強化に寄与すると期待される。