欧州連合(EU)を公式訪問中のトー・ラム書記長 兼 国家主席は22日、ベルギーの首都ブリュッセルで、欧州理事会のアントニオ・コスタ議長および欧州委員会(EC)のウァズラ・フォン・デア・ライエン委員長と会談した。
![]() (C) Cbliu / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 (cropped) |
双方は、2026年1月に格上げされた包括的・戦略的パートナーシップを一段と深化させ、重要原材料やエネルギー転換、先端技術など幅広い分野で協力を強化していく方針で一致した。
重要原材料で協力推進、原子力分野にも言及
会談で、ECのフォン・デア・ライエン委員長は、世界のサプライチェーンにおけるベトナムの重要性を評価した上で、グリーントランスフォーメーション(GX)やデジタルトランスフォーメーション(DX)を支える重要原材料の持続可能な採掘・加工やサプライチェーンの多角化に向けた協力を呼びかけた。
また、原子力や再生可能エネルギーの分野でも協力の余地が大きいと指摘し、ベトナムが地域の交通・物流ハブとなるための取り組みを支援する意向を示した。
双方は、ベトナムEU自由貿易協定(EVFTA)の完全履行やベトナムEU投資保護協定(EVIPA)の早期批准の重要性を強調した。さらに、ベトナム産水産物に対するECの違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)イエローカードの早期解除に向けた取り組みを進めることでも一致した。
ハイテク投資誘致や教育連携も推進
同日に開かれた欧州・ベルギー企業の経営幹部とのハイレベル座談会で、ラム書記長は、安定した透明性の高い投資環境の整備を約束し、欧州企業に対してハイテクや半導体、人工知能(AI)、戦略的インフラへの投資拡大を求めた。
さらに同日、ベトナム教育訓練省とECが教育・訓練協力に関する意向書に署名し、エラスムス・プラス(Erasmus+)などを通じた学生・教職員の交流や共同教育・研究を促進する方針を確認した。







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