欧州連合(EU)のヨゼフ・シケラ欧州委員(国際パートナーシップ担当)は24日、ハノイ市で開催された「EU・ベトナムビジネス投資フォーラム」で、ベトナムの持続可能な交通とクリーンエネルギーの分野に5億6000万EUR(約1030億円)超を投資するパッケージを発表した。
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エネルギーと交通インフラへの投資
最初の主要案件として、フランス開発庁(AFD)および同庁傘下の金融機関である海外経済協力振興会社(Proparco=プロパルコ)と、ベトナム電力グループ(EVN)との間で、南中部地方カインホア省のバックアイ揚水式水力発電所(出力1200MW)に関する総額約2億3000万EUR(約420億円)の融資協定が結ばれた。このプロジェクトにより、電力システムの安定化と再生可能エネルギーの信頼性向上が図られる。
交通分野では、EUが4000万EUR(約74億円)規模の「持続可能な交通開発基金」を創設する。同基金は、ハノイ〜ホーチミン間の高速鉄道を含む鉄道、内陸水路、都市交通に焦点を当てた少なくとも4つの大規模公共インフラプロジェクトに対し、欧州の専門知識や技術を提供する。さらに、欧州の開発銀行から10億EUR(約1840億円)超の優遇融資を動員することを目指している。
民間企業への金融支援とその他のプログラム
欧州投資銀行(EIB)は、新興不動産大手マステライズ・グループ(Masterise Group)が関わる大手民間銀行で、マサングループ[MSN](Masan Group)が大株主のテクコムバンク[TCB](Techcombank)との間で、2億EUR(約370億円)の融資協定を発表した。これにより、中小企業を含む民間企業が再生可能エネルギーや省エネルギー、電動交通への投資資金へアクセスしやすくなる。
このほか、エネルギー移行基金への2300万EUR(約42億円)の追加、2000万EUR(約37億円)の持続可能な森林管理プログラム、ベトナム人労働者のグリーン・デジタルスキル向上に向けた職業訓練センターの開発のための5000万EUR(約92億円)のプログラムなどが合意された。
包括的・戦略的パートナーシップの具体化
ベトナムとEUは1月に関係を包括的・戦略的パートナーシップへと格上げしており、今回のフォーラムはEUの「グローバルゲートウェイ戦略」の枠組みに基づくベトナムでの具体的な展開の第一歩となる。
同日にシケラ委員と会談したホー・ドゥック・フォク副首相は、ホーチミン市ベトナム国際金融センター(VIFCホーチミン=VIFC-HCMC)および南中部沿岸地方ダナン市のダナン市ベトナム国際金融センター(VIFCダナン=VIFC-DN)への投資など、EU企業による大規模プロジェクトへの参加を呼びかけ、グリーン変革やデジタル変革における連携強化を確認した。



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