- インフラ拡張と近代化工事に伴い一時閉鎖
- 11月1日から26年10月31日までの1年間
- 年間旅客・貨物処理能力を大幅増強
南部メコンデルタ地方カマウ省のカマウ空港は、インフラ拡張と近代化工事に伴い、11月1日から2026年10月31日までの1年間にわたり一時閉鎖する。
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事業費は約2兆4000億VND(約134億円)で、全国で22か所の空港を運営するベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)が事業主体となる。工事は8月19日に着工する予定だ。
同プロジェクトは首相の承認を受けた国家プロジェクトで、エアバスA320型機や同A321型機などの中型機の受け入れを可能にするため、空港を国際民間航空機関(ICAO)が定める飛行場基準コードで4Cクラスに引き上げることを目的としている。
2021~2030年の計画では、年間旅客処理能力を100万人、年間貨物処理能力を1000tに増強する。さらに、2050年までには年間旅客処理能力を300万人、年間貨物処理能力を3000tに引き上げる予定だ。空港の用地面積も2030年までに約184ha、2050年には約244haに拡大する見通しとなっている。
現在のカマウ空港は、ATR72型機やエンブラエルE190型機などの小型機を中心に運航しており、年間旅客処理能力は約20万人にとどまっている。