• 映画・テレビ番組の制作など手掛ける
• 資本金約5800万円、ブオン会長が45％出資
• 16年にはアニメ制作会社を設立

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　地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)のファム・ニャット・ブオン会長は9月末、映画制作会社「V-フィルム(V-Film)」を設立した。

(C) markettimes

　新会社はハノイ市フックロイ街区の都市区「ビンホームズ・リバーサイド(Vinhomes Riverside)」内に本社を置く。事業内容は、映画・テレビ番組の制作・配信、写真撮影、録音、音楽出版などの8業種にわたる。

　資本金は100億VND(約5800万円)で、全額をVICとブオン氏の家族が出資している。内訳はファム・ニャット・ブオン氏が45％、ブオン氏の妻のファム・トゥー・フオン女史が25％、VICが10％などとなっている。

　VICが映画分野に参入するのはこれが初めてではない。2016年にはアニメ制作会社「ビンタタ(VinTaTa)」を設立した。また、2024年末には北部紅河デルタ地方ハイフォン市から、トンニャット(Thong Nhat)映画館建設プロジェクトの投資許可を取得した。

　V-フィルムの設立は、VICが主力の不動産・産業・インフラ・エネルギー事業に注力する中での意外な一手と評価されている。