1963年に日本で登場した名作絵本「ぐりとぐら」(作:中川李枝子・絵:大村百合子)のベトナム語版が、このほどモア・プロダクション・ベトナム(More Production Vietnam、ハノイ市)より出版された。
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「ぐりとぐら」と「ぐりとぐらのえんそく」のベトナム語版出版を記念して、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターとモア・プロダクション・ベトナムが運営するMOGU絵本プロジェクトとの共催で、9月1日(火)から30日(水)まで、絵本の複製原画を展示する「ぐりとぐら・絵本の世界展」をハノイ市の国際交流基金ベトナム日本文化交流センター(27 Quang Trung, quan Hoan Kiem, TP. Ha Noi)で開催する。入場無料。
「ぐりとぐら」シリーズは、これまで14か国語に翻訳され、2080万部以上が刊行されている。野ねずみの双子の兄弟ぐりとぐらが焼くふわふわのカステラは子どもたちの永遠の憧れであり、親子2代にわたって読み継ぐ家庭も多いロングセラーだ。
展示会ではシリーズ最初の作品である「ぐりとぐら」の複製原画9点を展示する。会場は、物語の世界観を感じられる空間となっている。また、「ぐりとぐら」と「ぐりとぐらのえんそく」のベトナム語版、および日本語のシリーズ大型絵本3冊などを配置して、誰でも自由に絵本を手に取って楽しめるようになっている。
<会場の様子>