北・北中部で小児の脳炎が流行中

2008/04/25 08:25 JST配信

 ハノイ市の中央小児病院は17日、このところ同病院では脳炎に罹患(りかん)した2~8歳の小児患者を多く受け入れていると明らかにした。

 患者はハノイ市、北部ハタイ省、北中部のゲアン省タインホア省などで発生、その多くが重症で呼吸微弱やけいれんなどの症状を伴っている。日本脳炎の患者のほか、腸内ウイルス感染やヘルペスウイルス感染による急性脳炎発症患者の数も多いという。

 同病院のブイ・ブー・フイ伝染病科副長によると、脳炎は症状が複雑で死亡率も高く、夏の暑い時期、汚染された環境や食事を原因としてかかりやすいという。予防には食品安全衛生基準を満たした食事と衛生的な生活環境を保つよう気をつけるしかない。腸内ウイルス感染による脳炎の予防ワクチンや特効薬は無いため、症状に気付いたら早く病院で治療を受ける必要がある。

[Nguoi Lao Dong online, 17-04-2008 23:19:28 GMT +7]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 保健省予防医療局によると、2014年上半期に全国31省・市でウイルス性脳炎に罹患(りかん)した患者は32...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る