気象台、今年は13の台風が発生と予想、中部の干ばつも深刻に

2013/03/25 06:05 JST配信

 中央気象予報台は2013年に南シナ海で11~13の台風及び熱帯低気圧の発生すると予想しており、このうち5~6の台風がベトナムを直撃すると見込まれている。19日付ニュースゴーが報じた。

(C)Mang Viet Nam, 中部高原地方の干ばつの様子
(C)Mang Viet Nam, 中部高原地方の干ばつの様子

 今年は年明け早々に台風1号が発生し、南シナ海を南東へ移動、メコンデルタ地方ベンチェ省カマウ省、南中部フーイエン省などで被害が出ている。また、北部及び中部地方では、例年より早く暑期に入る見込みだが、猛暑にはならないと予想されている。

 中部及び南中部地方では現在、旱ばつが深刻な状況になっている。3月上旬時点で、中部高原地方コントゥム省のダクブラ川や中部高原地方ダクラク省のスレポク川といった河川の水深が記録的に低くなっており、流水量は例年に比べ▲35%~60%減少している。

 ベトナムでは電力量のおよそ7割を水力発電に頼っているが、中部及び中部高原地方にある各水力発電所ではダムの水位が落ちており、発電量に影響が出ている。また南部では2013年に新たな発電施設の稼働の予定がないことから、今後深刻な電力不足が起きるのではと懸念されている。

[ A.T, Mang Viet Nam, 19/03/2013 S]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 メコンデルタ地方は今年、100年に一度の干ばつと海水侵入に見舞われている。エルニーニョ現象に加え、...
 22日午後2時ごろ、南部22省の広範囲にわたり停電が発生した。原因は、東南部ビンズオン省で大きな樹木...
 北部平野気象台によると、5月16日午後のハノイ市の気温は40度に達し、1983年に観測した40.1度に迫る30...
 南部各省では5月になって例年より少し早めに雨季入りし、まとまった雨が降るようになった。今後激しい...
 農業農村開発省水利総局は6日、2008~2012年の5年間に発生した台風や洪水などによる自然災害の被害状況...
 南部気象台によると、南部各省の猛暑は5月末まで続き、特に4月中は最高気温が38度に達する予報だ。27日...
 東北部ラオカイ省ムオンクオン郡、バクハ郡、シマカイ郡で27日、夜中0時ごろからおよそ20分間にわたり...
 中部と中部高原地方にある各水力発電所では、昨年末からの干ばつの影響でダムの水位が落ちており、十分...

新着ニュース一覧

 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年10月の輸出額(推定値)は前年同月比+17.5%...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年10月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.20%上昇、前...
トップページに戻る