- X線動態解析とAI技術を活用
- 呼吸器疾患診断支援、医療レポート生成
- 新しい診断技術の確立を目指す
コニカミノルタ株式会社(東京都千代田区)は1日、財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)およびベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)の子会社であるFPTソフトウェアジャパン株式会社(東京都港区)との間で、「X線動態解析(DDR)」および人工知能(AI)を活用したデジタルヘルスケアソリューション共同研究の検討に関する基本合意書を締結した。
![]() (C) コニカミノルタ |
コニカミノルタのX線動態解析技術・イメージングAI技術と、FPTの高度なAI技術を活用し、呼吸器疾患の診断支援、医療レポートの自動生成など、新しい診断技術の確立を目指す。
コニカミノルタは、ベトナム現地医療機関との共同研究テーマの提示と、プロジェクト全体のリードを担う。また、NICは当局や現地医療機関との連携と研究環境の整備を、FPTはAI要素技術開発と医療データ収集システムの構築検討を担当する。
コニカミノルタ独自の「X線動態解析」は、世界で300件以上の特許を取得しており、すでに400台以上の販売実績がある。ベトナムの医療イノベーションとデジタル変革による呼吸器疾患対策を推進することで、国民の健康と医療従事者の負担軽減に貢献する。