- 「2024年度海外日本語教育機関調査」
- 海外で日本語教育を行う機関の現状を把握
- ベトナム、機関数490機関、教師数4230人
国際交流基金(JF)は、「2024年度海外日本語教育機関調査」の結果概要を公表した。
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これは、海外で日本語教育を行う機関の現状を把握することを目的としたもので、海外で日本語教育を実施している機関を対象に、2024年9月から12月にかけて調査を実施した。
調査の結果、143か国・地域で日本語教育が実施されていることが確認され、機関数は1万9344機関、教師数は8万0898人、学習者数は400万0750人となり、いずれも過去最多だった。
ベトナムの日本語学習者は16万4495人で、2021年度比▲5087人減少した。順位は2021年度と同じく6位だった。
学習者数の上位10か国・地域は以下の通り。
1位:中国(101万9197人、2021年度比▲3.6%減)
2位:インドネシア(73万2914人、同+3.0%増)
3位:韓国(55万5396人、同+18.1%増)
4位:オーストラリア(42万4316人、同+2.2%増)
5位:タイ(19万4366人、同+5.7%増)
6位:ベトナム(16万4495人、同▲3.0%減)
7位:米国(13万4096人、同▲16.9%減)
8位:台湾(12万4149人、同▲13.6%減)
9位:ミャンマー(10万0315人、同+424.6%増)
10位:インド(5万2946人、同+47.0%増)
2021年度の順位と比べると、ミャンマーは16位から9位に、インドは11位から10位に上昇した。
また、機関数では、ベトナムは490機関で2021年度比▲22.1%(▲139機関)減となり、順位を1つ下げて9位だった。
教師数では、ベトナムは4230人で同▲25.1%(▲1414人)減となり、順位は変わらず4位だった。