- 地場大手文房具メーカーを子会社化
- 持続的な成長と中長期的な企業価値向上へ
- ASEAN市場を第4の柱として確立
文房具やオフィス家具の製造・仕入れ・販売を手掛けるコクヨ株式会社(大阪府大阪市)は、地場大手文房具・事務用品メーカーのティエンロン文房具グループ[TLG](Thien Long Group)の普通株式を取得し、子会社化する。
![]() (C) コクヨ |
同取引は、TLGの創業者および関係者が全株式を保有し、TLGの株式46.82%を保有するティエンロン・アンティン・インベストメント(Thien Long An Thinh Investment=TLAT)の株式取得と、TLGの普通株式に対する公開買付けにより構成される予定だ。
同取引は、コクヨが取引の実行のために設立する特別目的会社を通じて行う予定となっている。また、TLGとTLATは、いずれもその資本金がコクヨの資本金の10%以上に相当するため、コクヨの特定子会社に該当する。
同取引は、コクヨとTLGの持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指した友好的な買収となる。
TLGは1981年にボールペン製造事業を開始し、筆記具を中心とした文具の製造・販売を専門としている。ベトナム筆記具市場において高いシェアを獲得しており、ベトナム国内だけでなく、ASEAN地域において強固な販売網を有する。
TLGをコクヨグループに迎える取引の最大の目的は、ステーショナリー事業のグローバル展開を加速させるための、強固な筆記具事業基盤を獲得することにある。コクヨはさらに、TLGが築き上げてきた販売網を基盤として、ASEAN市場を日本、中国、インドに次ぐ第4の柱として確立し、事業展開を加速させていく。
コクヨは今回、TLGの主要株主であるTLATの全株式を取得する。これにより、コクヨはTLATが保有するTLGの発行済株式総数の46.82%(4108万6047株)を間接的に取得する。この株式取得の完了後、TLGの発行済株式総数の18.19%(1596万2552株)を上限として、TLGの普通株式に対する公開買付けを実施し、TLAT株の取得と併せて最大で合計65.01%(5704万8599株)のTLG株を取得する。取得価額の総額は約276億円となる予定だ。
なお、TLATの株式譲渡実行日は2026年8月、公開買付応募期間開始は2026年10月、公開買付応募期間終了は2026年11月を予定している。




)
)

免責事項
)
)
)
)
)
)
)

)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)